BookReview:『花埋み』

第二弾は、渡辺淳一の『花埋み』。医療系の小説にハマっていた時に読んだ本。とても興味深い教訓が多くある。そして読みやすい。

 

【おすすめコメント】

結構、暗い。でも深い感動がある。

明治時代、学問を為す女は恥という「慣習」の中、女性初の医師が誕生した。当時、社会的地位が最上であった医師となり、その職に留まらず、社会運動も活発に行なったスーパーウーマン、荻野吟子の物語だ。当時の政界医療分野のトップでさえ、>「慣例は法ではないが法に近い」と話すほど「女性は、生涯家業を為す」慣習が蔓延していた。その「慣習」に独りで立ち向かい、打破していく物語なのだが、壁は果てしなく高い。また、当然女性であり、また吟子は育ちの良いお嬢であった影響もあり心の動きが複雑である。その心理描写を追いながら苦悩の戦いを楽しめる!

 

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BookReview:『君はどこにでも行ける』

記事初回は尊敬の念しかない堀江貴文さんの『君はどこにでも行ける』。

【おすすめコメント】

この本を感じて常に感じることは、「堀江貴文」という大きな人物の言葉にはやはり、細心の注意を払うべきだということだ。なぜこれを感じさせられているのか、これはとてもシンプルだと思う。それは、簡単に堀江さんの分身になれるかもしれないからだ。堀江さんは常に、時間が大事で、時間は命に直結しているという言い方をしている。これは推測だが、堀江さんがやりたいことは時間が足りなくて全部できないのだ。その自分がやりたくてもできないことを「わざわざ」世間に発信を続けているのだ、そう感じずにはいられなくなる。とても優しい。だから、常に堀江さんの発信を敏感に感じとればあのイノベーターの分身になれるかもしれないのだ。また、とてもカジュアルな物言いなのでインプットも容易だ。ぜひこの本をきっかけに新たなアンテナを立てるべきだと思う。

 

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